ヤング ブラック・ジャック (2011年4月23日)

いろいろと突っ込みどころ満載だが、全体としてはほどほどにおもしろかった。

以下毒をはきます。
原作の物語を中途半端につまみ食いしながらオリジナルストーリーに仕上げている。原作ファンとしては、できれば全てオリジナルにして欲しかった。これでは原作蹂躙(じゅうりん)である。

なによりも、あのキリコは違うだろう!
彼はドラマ終盤に描かれているような狂気じみた正義感?による安楽死などはやらないはずだ。原作のキリコは基本的に患者の意志を尊重する。あくまで安楽死は患者の希望による最後の手段なのである。患者を救いたいという医者として目指す頂(いただき)はブラック・ジャックと同じである。このドラマのスタッフは原作の読み込みが足りない。手塚先生の原作全巻をあと100万回ぐらい読んで出直してきて欲しい。


次作はピノコ誕生…!?。

ヤング ブラック・ジャック
2011年4月23日 日本テレビ
キャスト
岡田将生 仲里依紗 小澤征悦 賀来賢人 波瑠 中原丈雄 紺野美沙子 戸田菜穂 市村正親 ほか
スタッフ
監督:大谷健太郎
脚本:酒井直行 福間正浩 英生みちこ
音楽:池頼広
チーフ・プロデューサー:前田伸一郎
プロデューサー:西憲彦 松橋真三
概要
高額な報酬を要求する無免許医 ブラック・ジャックの活躍を描く、医療漫画の原点にして金字塔である、手塚治虫原作「ブラック・ジャック」。
このドラマは彼の医学生時代にスポットを当て、「なぜブラック・ジャックは無免許医になったのか」をオリジナル・ストーリーで意欲的に描くスペシャルドラマ。